2022 年 48 巻 1 号 p. 188-191
阿蘇くじゅう国立公園阿蘇地域の地域性種苗の利用実態を調べるため,自然公園法の手続きが行われた緑化工事に関する実態調査を実施した。さらに九州地方環境事務所では2年間にわたり九州管内の自然公園における法面緑化指針の活用状況および地域性種苗利用工の施工実態について情報収集を行った。その結果,指針に沿った緑化が行われた工事は6%程度にとどまっていること,指針の認知度が低いこと,地域性種苗の緑化材としての普及不足といった課題を把握できた。今後阿蘇くじゅう国立公園における地域性種苗による緑化の普及推進を目的とし,課題解決に向けた取り組みを進めるため,これまでの調査結果を報告する。