日本緑化工学会誌
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技術資料
種子配合が異なる植生マット工の耐侵食性について
中村 剛志
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2022 年 48 巻 2 号 p. 334-336

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抄録

本研究は,植生マット工の侵食防止効果について,植生の有無や種構成による違いを明らかにすることを目的とし,①:外来牧草を主体とする試験区,②:在来種を主体とする試験区による2種類の緑化面を降雨強度100 mm/hで60分間の人工降雨に暴露し,土砂の流出量を比較したところ,対照区である裸地からは,1,417 gの土砂が流出したのに対し,緑化面からの土砂流出量は,試験区①で1.1 g,試験区②で31.5 gであった。このことから,緑化がのり面の侵食防止に大きく寄与することが確認できた一方で,在来種を主体とする植生に比べ,外来牧草を主体とする植生が,より土砂流出を軽減する効果に優れることが示唆された。

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© 2022 日本緑化工学会
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