北海道に生育するスズランの葉緑体ゲノムpsbA - trnH領域,trnL intron領域,trnL 3’ exon - trnF領域,atpB - rbcL領域,atpI - atpH領域における遺伝変異を調査した。その結果,3か所の塩基置換と1か所の挿入・欠失の遺伝変異が検出できた。また,それらの遺伝変異の組み合わせから,北海道に存在する5種類のハプロタイプが明らかになった。一方,これらハプロタイプの分布割合には地域間差が見られた。これらの結果は北海道におけるスズランの種苗移動について慎重に検討する必要があることを示唆している。