自然公園内にて実施される植生工では,生物多様性に配慮した植生工を行う。一方で一般的な緑化工事は,外国から輸入される種子を活用する市場単価方式に適応した種子を活用して行われている。この方式では,在来種と呼ばれる外国産在来種も使用される。本報告では、生物多様性に配慮した植生工を対象とし,適用する法面の土質環境に相当する市場単価方式の植生工との工事費の比較を行った。その結果,平均で1.53倍,3/4の工法が含まれるには約1.8倍のコスト増が見込まれた。自然公園内にて法面緑化対策を計画する際には,通常より1.8倍程度のコストをあらかじめ見込んでおくことが事業進捗時の自由度を高める上で大切である。