日本手外科学会雑誌
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学術集会発表論文
橈骨遠位端骨折の手術症例における骨折型と術前栄養状態の関連
北野 岳史川勝 基久曽和 智子吉田 宗人
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2025 年 42 巻 2 号 p. 79-82

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抄録

脆弱性骨折の橈骨遠位端骨折における骨粗鬆症と術前栄養状態,骨折型と骨粗鬆症について,その関連性が報告されている.しかし,骨折型と術前栄養状態との関連ついては過去に報告がなく,その詳細は明らかになっていない.本研究では,まず橈骨遠位端骨折の手術症例に対して,術前CT 像とAO 分類を用いて各骨折型を背側転位型/掌側転位型,関節外骨折/関節内骨折,関節内粉砕骨折の有無,骨幹端粉砕骨折の有無に分類した.そして,各栄養指標(CONUT 値,GNRI,BMI)を用いて術前栄養状態を評価し,栄養不良群(P 群)と栄養正常群(N 群)に分類し,各骨折型との関連を検討した.その結果,橈骨遠位端骨折の手術症例に対して,骨折型と術前栄養状態に明らかな関連性を認めなかった.橈骨遠位端骨折の骨折型は,術前の栄養状態との関連性は低く,受傷機転や転倒時に受ける外力などが主に影響するものと考えられた.

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© 2025 一般社団法人日本手外科学会
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