獣医臨床皮膚科
Online ISSN : 1881-2236
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原著
犬の若年性蜂窩織炎:18例を用いた後ろ向き研究(1976-2005)
Danny W. ScottWilliam H. Miller, Jr.
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キーワード: , 若年性蜂窩織炎
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2007 年 13 巻 2 号 p. 71-79

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抄録
18例の子犬,3週齢から5ヵ月齢を若年性蜂窩織炎と診断した。皮膚科診察時,すべての子犬が顔(口吻,口唇,眼瞼)の病変と下顎および前肩甲リンパ節の腫大がみられた。11例(61%)で耳介に,さらに6例(33%)で広範に皮疹がみられた。これら子犬において,発熱は22%,嗜眠は17%だけであった。免疫抑制グルココルチコイド療法で7~21日間に17例が軽快した。副作用はみられなかった。軽症だった1例は自然軽快した。再発例はなかった。
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© 2007 日本獣医皮膚科学会
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