エムズ・アニマル・ホスピタル
2003 年 9 巻 2 号 p. 73-76
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7歳齢,短毛雑種猫,去勢雄の冬季耳介脱毛。全血スライド凝集試験において4℃凝集,寒冷沈降試験において血清と血漿ともに沈降物を認め,再加温によりいずれも消退した。寒冷凝集素,クリオグロブリン,クリオフィブリノーゲンの関与した寒冷症を疑い,寒冷刺激回避とともにヘパリン類似薬を片側性に塗布したところ治療側耳介の育毛を認めた。治療開始6年を経過したが,同様の治療により冬の耳介脱毛を認めていない。
獣医皮膚科臨床
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