抄録
インターネット上での情報発信とアクセス, ディジタル図書館における効率的な情報資源の発見と利用が関心を集めている。メタデータ(データに関するデータ)は情報資源の発し, 検索, アクセス, 利用に至る重要な役割を演じる。本稿では情報資源の発見のために提案されてきたメタデータであるDublin Core Metadata Element Set(Dublin Core)およびWorld Wide Webコンソーシアム(W3C)が開発を進めているWWW文書のためのメタデータ記述の枠組みであるResource Description Framework(RDF)に関して述べる。また, 1998年11月に米国議会図書館で開催されたDublin Coreワークショップでの議論を紹介し, Dublin CoreやRDFに関して考察する。