情報の科学と技術
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特集:デジタルレファレンスサービスの未来
COVID-19下の大学図書館におけるレファレンスサービスの拡充-九州大学附属図書館の実践例から
渡邊 由紀子
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ジャーナル オープンアクセス

2022 年 72 巻 1 号 p. 12-17

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抄録

COVID-19の感染拡大に伴い,日本では多くの大学図書館が来館型サービスを休止・制限せざるを得なくなった。本稿では,そのような特殊状況下において大学図書館がレファレンスサービスを拡充する方法について,九州大学の実践例を基に検討した。九州大学附属図書館は,図書館TA(ティーチング・アシスタント)と協働しながら,既存の質問回答サービス,Web学習ガイド,学部1年生向け講習会,図書館TA企画イベントを非来館型に進化させ,サービスを強化した。それらの実践から得られた知見をまとめ,今後は非来館型サービスを来館型サービスと統合して,ハイブリッドなレファレンスサービスを展開していく必要があることを示した。

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