論文ID: 2024-025
生成系AIの発展により,特許調査へのAI活用が注目されている。AIは大量の特許データから関連性の高い特許を抽出し,新規性・進歩性の判断を支援できる。また,明細書作成の効率化にも寄与可能だが,AIの出力には精度や信頼性の検証が不可欠である。AIの限界を認識し,専門家の知見と組み合わせることが重要である。今後はAIの性能向上と適用範囲拡大が期待される一方,専門家とAIの協働のあり方や,法的・倫理的課題への対応が求められる。本研究では,特許調査をタスクに分解し,各タスクへのAI適用可能性を探索的に検討する予定である。ChatGPT,Google Gemini,Claude3の利用を予定している。