2025 年 25 巻 p. 20-26
20世紀初頭からのマーケティング研究を通史的に眺めた場合に,販売手段の組み合わせと,それらの管理方法に対する議論(所謂マーケティング・ミックス)は研究蓄積の非常に多い分野であることが確認できる。本論では,マーケティング・ミックスに関わる既存研究を概括したうえで,現代における意義と課題を整理した。そのうえで,マーケティング管理者によるマーケティング・ミックスの考え方を把握するために仮説を設定し,マーケティング・ミックスで使用する資源の配分方針に関する実態の調査・分析を実施した。さらに,階層型クラスタ分析により類型化を試みた結果,4手段ブレンド型,製品・価格ブレンド型,価格主導型,製品主導型,コミュニケーション主導型の5つの類型を得た。