日本経営診断学会全国大会予稿集
日本経営診断学会第53回全国大会
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統一論題
エマジー理論の概要と適用事例の分析~SDGsの評価手法として期待される新たな手法~
*武田 彰夫
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p. 5-8

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抄録

海洋プラスチック汚染問題を契機に、CSRの流れを汲むヨーロッパ発の新しい概念「サーキュラーエコノミー」が注目され、その適切な評価手法が求められている。定性評価を基本とする、従来の評価手法では、この目的に対応できないが、約20年前にアメリカで考案された「エマジー(EMERGY)の理論」が欧米や中国等で注目され、優れた研究成果が公表されつつある。エマジーは、地球上の生物・無生物を問わず、万物の自然資本としての価値(環境経済価値)を定量評価できる手法で、無形のサービス・労働・情報も評価対象となる。本報告では、我が国では、ごく一部にしか知られていない、この理論の本質を適用事例とともに分析し、SDGsへの取り組みでの活用の方向性を探る。

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