国立保健医療科学院国際協力研究部 [日本]
2021 年 70 巻 1 号 p. 13-21
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日本は1961年に国民皆保険を達成した.我が国の医療人材は量的には十分なものになりつつあるが,現在はその偏在への対応や人材の質の向上が求められている.近年,災害などの健康危機やCOVID-19感染症をはじめとする新興感染症への対応における保健医療人材の役割が改めて注目されている.各国は,公衆衛生と医療提供システムの緊密なネットワークを構築するとともに,医療緊急時には通常の医療を維持しつつ,限られた人的資源を活用したデュアルトラック型の医療システムの構築を検討する必要がある.
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