日本整形外科スポーツ医学会雑誌
Online ISSN : 2435-5828
Print ISSN : 1340-8577
 
プロダンサーに生じた両側有痛性第5趾鉤爪趾変形に対して長趾屈筋腱背側移行術を施行した1例
池尻 正樹林 宏治田中 康仁
著者情報
ジャーナル 認証あり

2020 年 40 巻 1 号 p. 17-21

詳細
抄録

ダンサーにおける足部の障害は数多く報告されるが,第5趾鉤爪趾変形の報告はまれであり,手術を行なった報告は渉猟しえた範囲では認めなかった.今回,プロダンサーの両側有痛性第5趾鉤爪趾変形に対して長趾屈筋腱背側移行術を行なった.術後10週でスポーツ復帰が可能となり,JSSF lesser scaleとSAFE-Qにおいても改善を認めた.本症例の鉤爪趾変形は徒手整復可能な拘縮であったため,骨切り術ではなく腱移行術を行なうことでパフォーマンスレベルを落とすことなく症状が改善し,早期競技復帰を可能にしたと考えられた.

著者関連情報
© 2020 一般社団法人日本整形外科スポーツ医学会
前の記事 次の記事
feedback
Top