都市計画論文集
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広島における計画思想としての平和記念都市の形成過程とその変遷・変容に関する研究
石丸 紀興
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ジャーナル オープンアクセス

2008 年 43.3 巻 p. 187-192

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抄録

本稿は計画思想という領域に注目して考察したものである。今回は被爆後広島において形成された平和記念都市の計画思想である。被爆後の戦災復興計画の中で多くの構想が提案されるが、その中から平和記念という考え方、特に平和記念施設の構想、あるいは平和記念都市全建設の構想が提案されたが、財政難や資材難の中で実現性は担保されなかった。かくして広島平和記念都市建設法の制定に結びつき、大きな役割を果たす強固な制度的な基盤が築かれることに結果した。同時に、この計画思想が深まるというよりは形骸化していった。こういった計画思想の形成過程を明らかにした。

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© 2008 公益社団法人 日本都市計画学会
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