都市計画論文集
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地方都市における人口密度構造の変容と世帯特性に関する一考察
長野県松本市を対象として
丸岡 陽中出 文平
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2018 年 53 巻 3 号 p. 1066-1073

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抄録
本研究の目的は、長野県松本市を対象に、昭和40年代から現在までの人口密度構造の変容の実態と、世帯特性との関連性を明らかにすることで、集約型都市構造の実現のための計画立案に資する知見を得ることである。100mメッシュ単位で同一の人口密度の市街地を表現する手法としてDAを考案し、昭和45年・平成2年・平成27年の3時点のDAの変容の実態を、市街化区域やDID等の変遷と併せて仔細に分析した。その結果、以下のことが明らかになった。(1)現在の密度構造は40~60人/ha程度の密度が中心に構成されていること、(2)現在の密度の差異には住宅形式や世帯形式が影響していること、(3)同じ密度でも市街化の時期によって公共交通の利便性や中心駅までのアクセシビリティ等が異なること。
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© 2018 公益社団法人 日本都市計画学会
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