都市計画論文集
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幕末・明治初期に開港した地方都市における港湾開発と土地利用計画の相互展開
1945-1980年の函館市・新潟市を中心として
伊藤 涼祐松井 大輔
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2018 年 53 巻 3 号 p. 259-266

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抄録
本研究は1945年から1980年の幕末・明治初期に開港した地方都市における港湾開発と土地利用計画の相互の展開を明らかにすることを目的とし、特に函館市と新潟市を対象として分析を行った。本研究の結果は以下に示す通りである。(1)2つの都市では、港湾の拡大と臨海部及び後背地で市街化が確認できる。(2)2つの港湾では、開港以降に港湾の改良、新たな港湾機能の拡充や交通施設開発の追加、工業機能や流通機能の拡大という順で開発が進展した。(3)2つの都市では、第二次世界大戦以前における港湾の計画に関連して、都市機能の集約と拡大が計画された。また、この都市機能の集約と拡大を市街地の拡大に関する要因と捉えたため、市街地の統制や整備が試みられた。
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© 2018 公益社団法人 日本都市計画学会
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