都市計画論文集
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地方都市における既存マンションの居住者変化と人口保持に向けた課題に関する研究
長岡市におけるケーススタディ
木元 一星樋口 秀中出 文平松川 寿也
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2018 年 53 巻 3 号 p. 770-775

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抄録
本研究は、既存マンションに着目し、マンションの現状や居住者の入れ替わり実態、居住者の意向把握により、マンションの人口保持能力を評価することを目的とする。分析の結果、研究対象とした長岡市では、商業地域・近隣商業地域に立地する小・中規模のマンションは、人口保持能力は高いことがわかった。一方、大規模なマンションは、家族世帯の転出、高齢世帯が増加しており、人口構造に課題が見られた。さらに、15年前にヒアリング調査を実施した、既存マンション居住世帯では、相続・売買が進んでいる。まちなかの人口確保のため、既存マンションの居住を促進する必要がある。そのためには、相続・売買時の居住者入れ替わり支援を検討する必要がある。
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© 2018 公益社団法人 日本都市計画学会
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