抄録
高速道路を中心とする都市間道路ネットワークの拡充に伴い, 情報提供を主とする交通コントロール手法の重要性は高まりつつある. 今後の交通情報提供方策を考える上で重要な点として, 本研究では 1) 高齢化社会の到来と情報提供方策のあり方に関する検討, および 2) 情報提供方策の高度化を念頭に置いた利用者の経路選択分析を行う. 都市間高速道路の複数ルート区間を対象として, 情報利用実態調査ならびに情報提供下のSP経路選択調査から成るアンケート調査を行った. アンケートデータに対するクロス集計結果より, 高齢ドライバーは他の年齢階層のドライバーと比較しても積極的に情報を利用している傾向が見いだされた. 経路選択モデルの推定結果からは, 渋滞の増減傾向に関する情報提供がドライバーの決定に影響を及ぼす可能性が示唆されている.