2001 年 6 巻 p. 202-208
クラックの入った既設舗装やコンクリート舗装の上にアスファルト混合物をオーバーレイする工法は一般的によく施工されている。しかし、既設舗装のクラックやコンクリート舗装の目地がオーバーレイ層にリフレクションクラックとして早期に発生し、供用性を低下させることがある。
本研究においては、比較的簡易に施工が可能な不織布を用いたリフレクションクラックの抑制工法について適正タックコート量の設定方法およびその耐久性と防水効果について室内実験を行うとともに実施工現場の追跡調査結果からその耐久性を評価した結果を報告するものである。