2022 年 25 巻 2 号 p. 71-79
消化酵素剤単独および市販のプロバイティクス/消化酵素剤投与が11頭の健康な家庭犬の糞便マイクロバイオームに及ぼす影響について検討した。合計9週間の研究を行い、その間すべての犬は同じフードを与えられた。最初の3週間はフードのみ与えられ(試験期間1)、次の3週間において消化酵素剤が添加された(試験期間2)。最後の3週間において、市販のプロバイティクス/消化酵素剤を投与した(試験期間3)。次世代シークエンスの結果、Firmicutes門、 Clostridia綱、 Clostridiales目、Clostridiaceae、 Clostridium属およびBlautia属の割合が試験期間1から試験期間3にかけて有意に上昇した。消化酵素剤単独および市販のプロバイティクス/消化酵素剤は健康な家庭犬の糞便マイクロバイオームに影響を与えることを示した。将来的にはこれらの薬剤が消化器疾患を防ぐことができるかを検討すべきであると考える。