Journal of Pesticide Science
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ブプロフェジンのトビイロウンカの産卵に及ぼす低濃度での影響
金岡 淳山口 力雄今埜 隆道
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1996 年 21 巻 2 号 p. 153-157

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抄録
ブプロフェジン (アプロード®) は, トビイロウンカ♀成虫に対して実用濃度以上での寿命短縮, 産卵抑制または艀化抑制作用を示すことが知られているが, 今回さらに低濃度での影響について検討を行なった. 対照のデルタメスリン0.4~0.00064ppmをトビイロウンカ5齢~成虫に継続処理した場合, 成虫発育後の卵巣小管数, 産卵数の増加および寿命延長が認められた. これに対しブプロフェジン処理区では, 5齢に影響のなくなる0.4ppm以下でも成虫脱皮後の産卵抑制および寿命短縮の傾向が認められた. 致死量以下の薬量におけるこのような効果は, 天敵への影響が小さいこととあわせ, ブプロフェジンがリサージェンスをきわめて起こしにくいIGRであることを示唆した.
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© 日本農薬学会
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