Journal of the Japan Petroleum Institute
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一般論文
吸着工程を用いた軽油の超深度脱硫プロセスの提案
佐野 洋介 唐沢 俊之猪俣 誠持田 勲宮脇 仁尹 聖昊
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2019 年 62 巻 2 号 p. 61-66

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抄録

軽油に含まれる硫黄化合物,特に4,6-ジメチルジベンゾチオフェンに代表される難脱硫硫黄化合物に対して,化学賦活や水蒸気賦活を行った活性炭に選択的な吸着性能があることが知られている。また,吸着操作で破過した活性炭をベンゼンやトルエンのように芳香族性の高い溶媒で洗浄することで,吸着能力を再生することができるということが確認されている。本論文では,活性炭が持つこの吸着特性を用いた安価で簡易な新規プロセスを提案した。この提案したプロセスは,発展途上国で近年導入が検討され,経済性の理由で断念されている10 wtppmの軽油中硫黄濃度規制の適用時に最も優位性があり,多くの工程量を要する従来の水素化脱硫装置の改造と比較して,高い実用性 · 経済性があることを確認した。

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© 2019 公益社団法人石油学会
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