Journal of the Japan Petroleum Institute
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一般論文
MgAl系層状複水酸化物とNb酸化物クラスターの複合体の合成と特性評価
河底 秀幸, 髙橋 浩耀, Supisara HONGPUEK, 吉川 聡一, 山添 誠司
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ジャーナル オープンアクセス

2026 年 69 巻 1 号 p. 36-41

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抄録

ポリオキソメタレート(POMs)は,金属酸化物クラスターとも呼ばれ,超強酸性および超強塩基性といった特異な性質を示す。中でも,NbおよびTaを含むPOMsは,超強塩基性の均一系触媒として注目されている。また,これらのPOMsを固体塩基触媒として利用するためには,POMsと層状複水酸化物(LDH)との複合化は有望なアプローチである。そこで本研究では,Lindqvist型の[Nb6O19]8−(Nb6)とMgAl系LDHとの複合体を再構築法により合成した。種々の構造解析と組成分析により,Nb6はLDH層間に挿入されてもLindqvist型構造を保持していることを確認した。Knoevenagel縮合反応では,Nb6-LDH複合体はpKa=22程度のニトリル基質に対し30 %程度の収率を示し,Nb6を含まないLDH単体の3 %と比較して顕著に高い活性を示した。さらに,Nb6-LDH複合体は,ブーメラン型触媒としての再利用性を示した。

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