Journal of the Japan Petroleum Institute
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ガソリン添加剤による燃焼生成物の変化の予測
鍵 泰弘橋本 公太郎新井 充田村 昌三
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2002 年 45 巻 4 号 p. 244-250

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抄録
現代社会において自動車エンジンからの排出ガスは大気環境に大きな影響を及ぼしている。そこで, 地球規模での環境負荷低減が求められており, 既存のエンジン技術のみでなく燃料性状の改変を含めたさらなるアプローチが必要となっている。自動車燃料には性能向以および環境規制への対応のために各種添加剤が添加されている。低環境負荷自動車燃料の開発を促進するためには, 燃料添加剤による燃料性状の変化が排出物に及ぼす影響を評価する手法が必要である。本研究では化学平衡計算および化学反応計算を用いてガソリンエンジンにおける燃焼生成物の予測モデルを構築し, 燃焼生成物の変化に影響を及ぼすガソリン添加剤の特性を検証した。その結果, 含酸素化合物の添加に伴いCO, NO濃度が減少し, 含窒素化合物の添加により増加する結果が得られた。しかしながら, 添加剤による燃焼生成物の変化量は小さいので, 当量比1の条件下では大気環境への影響の変化は極めて小さいと考えられる。また, 計算に影響を及ぼす燃料添加剤の特性についてその寄与を検証した結果, 添加剤のC/H比および生成エンタルピーが燃焼生成物の変化に影響を及ぼしていることが示唆された。
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