内藤記念くすり博物館は1971(昭和46)年,製薬メーカーであるエーザイ株式会社の創業者で,内藤記念科学振興財団の設立者である内藤豊次により開設された。博物館は,本館,展示館,図書館,附属薬用植物園からなる。当館は医薬の歴史や文化に関する資料・書籍を集めた総合的な薬の博物館として一般に公開し,2021年で開館50周年となる。収蔵資料数は6万5,000点,収蔵図書数は6万2,000点に及ぶ。近年では和装本や資料の劣化を避けながら体験できる仕組みの構築に取り組んでいる。長期的には資料や図書の収集・保存,一般公開に加え,医薬史が日本の文化の中の一項目として認識され,一つの文化として醸成されるように活動していきたい。