日本家禽学会誌
Print ISSN : 0029-0254
ウズラ肝臓カタラーゼの電気泳動像
木村 正雄楳園 雅弘伊藤 慎一磯貝 岩弘
著者情報
ジャーナル フリー

1978 年 15 巻 2 号 p. 78-80

詳細
抄録
この研究ではウズラ肝臓カタラーゼの個体変異を澱粉ゲル電気泳動法を用いて明らかにした。すべての個体は1本の活性バンドを持ったが易動度の差により, F, M, S型のいづれかに分離された。これらのカタラーゼ型が常染色体のCt座位の対立遺伝子, CtFCtS, による遺伝子支配を受けること, およびM型はヘテロ個体のものであることが提案された。調べた231羽のウズラでは, F, M, S型はそれぞれ16羽, 120羽, 95羽であった。
著者関連情報
© 日本家禽学会
前の記事 次の記事
feedback
Top