日本家禽学会誌
Print ISSN : 0029-0254
台湾養鶏業の経済的研究
杉山 道雄
著者情報
ジャーナル フリー

1987 年 24 巻 1 号 p. 50-57

詳細
抄録
台湾養鶏業を発展段階別に位置づければ11)典型的農家養鶏段階であり,近年の鶏卵生産の成長率は高いばかりでなく,家禽産業として多様性に高んでいる。したがって1人当たり消費量もアヒル卵も含め,220個水準である。
生産は南部に集中し,畑作畜産の一環として営まれている。
鶏卵生産費水準は低く,これは雛,飼料費に基づくが飼料費については別途考察するが,雛費については労賃水準,飼料費,種鶏費の安さに依存している。
生産面での合理化に比べれば物流の合理化が遅れ,減耗率が高く,今後の課題であろう。
著者関連情報
© 日本家禽学会
前の記事 次の記事
feedback
Top