日本家禽学会誌
Print ISSN : 0029-0254
省力,衛生的な(LSH)ブロイラー飼育システム
細谷 実
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2001 年 38 巻 6 号 p. J177-J181

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抄録

大型•集約化してきた養鶏業の進歩に伴い,省力,低コスト飼育施設が求められている。わが国では,鶏鳴新聞(第1430号,2000年1月5日)に掲載されている平成10年度の畜産物流通統計によると,プロイラー生産は年間50万羽以上出荷する農場が24%を占める。この数の羽数があって,日常の飼養管理はもちろん,出荷時の捕鳥だけでも,相当な労働力を要する。一方,食生活の向上と安全のために,消費者が安全で優れた肉質を強く要望している。これまで,多くのブロイラー生産は,平飼いで鶏が鶏糞とともに生活している。これでは,鶏は疾病が増えるだけでなく(佐藤,1995;代永,1995; Wathes, 1998),肉の安全性問題も出てくる。このような現実の問題は,解決しなければならない。飼育管理の省力化,より安全な肉を消費者に提供するために,採肉養鶏の床面を工夫して,省力,衛生的なブロイラー飼育システム(LSH-システム)が開発された(細谷,1996 a, b)。ここでは,平飼いブロイラー鶏舎と比較しながらそのシステムの特徴を解説した。

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