抄録
【目的】
本研究目的は、肩関節疾患患者に対してアテネ不眠尺度(以下、AIS)を用いて睡眠状況の評価を行い、睡眠障害に関連する因子を明らかにすることである。
【方法】
対象は、肩関節疾患患者87名とした。評価内容は、AIS、Visual Analog Scale(以下、VAS)、肩関節可動域、夜間痛の有無および発生頻度とした。不眠症の診断はAISの合計点6点以上とし、従属変数を睡眠障害の有無、独立変数を基本情報、VAS、肩関節可動域、夜間痛の有無および発生頻度とし、睡眠障害に関連する因子について解析した。
【結果】
睡眠障害は、対象者87例中52例であった。睡眠障害に関連する因子として、夜間痛が抽出された。
【結論】
肩関節疾患患者の睡眠障害が夜間痛に関連した。夜間痛の改善は、肩関節機能改善だけでなく、睡眠障害の改善にも関連する可能性がある。