富山工業高等専門学校
富山県環境科学センター
富山大学
2009 年 38 巻 11 号 p. 810-818
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
銅板及び黄銅板について,黄砂(標準黄砂)による溶出イオンの挙動を解明する目的で人工腐食曝露試験を3種の条件( (1)超純水霧+ガス,(2)超純水霧+ガス+エアロゾル,(3)人工酸性霧+ガス+エアロゾル)で行い,各イオン成分の溶出について検討した. 銅板と黄銅板ともに人工酸性霧の無い条件では,黄砂噴霧有りは黄砂無しに比べてCu,Znともに腐食溶出量の減少が見られた.これは腐食の酸化還元電位が寄与していると考えられる.条件によっては,黄砂による溶出抑制傾向が見られた.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら