日本放射線影響学会大会講演要旨集
日本放射線影響学会第53回大会
セッションID: S1-1
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シンポジウム1 宇宙放射線研究―ISS建設完成と宇宙実験報告と計画
「きぼう」での宇宙放射線研究Rad Gene/LOH/Rad Silk/Neuro Rad; 提案, 準備, 宇宙実験運用
*大森 克徳石岡 憲昭高橋 昭久大西 武雄谷田貝 文夫古澤 壽治馬嶋 秀行
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抄録
日本の宇宙実験室「きぼう」の与圧モジュールが2008年6月に国際宇宙ステーションに接続された。これを受け「きぼう」における初のライフサイエンス実験Rad Gene/LOHテーマのサンプルが2008年11月に「きぼう」に到着し、2009年2月に実験開始された。これを皮切りに、多くの宇宙実験が実施されたが、宇宙放射線の生物影響に関する研究としては、先の2テーマに加え、カイコを実験材料としたRad Silkテーマ、ヒト神経芽腫瘍細胞を用いたNeuro Radテーマの合計4テーマの実験が行われた。これらのテーマは「きぼう」に設置された細胞培養実験装置(CBEF)を使用して実施され、実験サンプルは既に全て地上に回収されている。今回の発表ではこれら4テーマの概要と準備、軌道上作業の結果について報告する。
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© 2010 日本放射線影響学会
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