自動車技術会論文集
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研究論文
ディーゼルパーティキュレートの燃焼特性に及ぼす燃料性状の影響
西澤 透赤間 弘木村 修二北川 浩史登坂 茂
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2009 年 40 巻 3 号 p. 735-740

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抄録
前報では、PM構造とPM燃焼温度の関係を、燃料性状(芳香族含有割合)、機関運転条件を変化させて把握した。今回は、GTLベースのパラフィン燃料を用いて燃料の炭素数分布及び構造と生成されるPM構造の把握に主眼を置き分析をおこなった。その結果、軽質・狭帯燃料により生成されたPMは結晶性が高く、PM燃焼温度も高くなり、一方、重質・広帯燃料で生成させたPMは結晶性が低く、PM燃焼温度も低くなる結果となった。
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© 2009 公益社団法人 自動車技術会
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