主催: 人工知能学会
会議名: 第104回言語・音声理解と対話処理研究会
回次: 104
開催地: 広島大学 東広島キャンパス 法人本部 4階会議室
開催日: 2025/09/08 - 2025/09/09
p. 84-89
本研究では、日本手話会話における語り中のTCU末における聞き手の反応に焦点を当て、語り手が聞き手からの反応をどのように引き出しているのかを分析した。その結果、TCU末の直前までに聞き手が頷きなどの反応を示している場合と、示していない場合とで、語り手のふるまいが異なることが分かった。前者では、語り手はそのまま次のTCUを産出していたが、後者の場合は、語り手はTCU末の手形を保持し、聞き手が頷きなどの反応を返した後に保持を解除して次のTCUを産出していた。このことは、日本手話において、手形の保持動作が、聞き手の反応を引き出す手段として利用されていることを示している。