農業食料工学会誌
Online ISSN : 2189-0765
Print ISSN : 2188-224X
ISSN-L : 2188-224X
技術論文
バレイショ茎葉処理機の開発(第2報)
——開発機の構造と性能および茎葉処理方法の違いが収穫作業能率に及ぼす影響——
貝沼 秀夫青木 循鈴木 剛大波 正寿鎌田 誠菅原 和之
著者情報
ジャーナル フリー

2014 年 76 巻 2 号 p. 179-186

詳細
抄録
根茎部まで処理できる引抜き機構と,引抜いた茎葉を細断する機構を併せて備えたバレイショ茎葉処理機を開発した。開発機は,自走型の2畝同時処理機で,一対のスポンジ付き平ベルトで茎葉を挟持し引抜きを行う。その際に塊茎が露出しないよう,2枚1組の板状の部品で構成した畝押え部で畝の崩れを防止しつつ,茎葉の引抜きを行う。開発機は97∼99%程度の茎葉を処理することができ,塊茎の露出については1%以内であった。作業速度は1.1m/s,50a/h程度のほ場作業量でほ場作業効率は90%であった。開発機で茎葉を引抜き処理すると,根茎部などの夾雑物が少なくなり,細断処理した場合と比較して,収穫時のピッカによる拾い上げ作業の能率が40 %向上することが確認できた。
著者関連情報
© 2014 農業食料工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top