抄録
根茎部まで処理できる引抜き機構と,引抜いた茎葉を細断する機構を併せて備えたバレイショ茎葉処理機を開発した。開発機は,自走型の2畝同時処理機で,一対のスポンジ付き平ベルトで茎葉を挟持し引抜きを行う。その際に塊茎が露出しないよう,2枚1組の板状の部品で構成した畝押え部で畝の崩れを防止しつつ,茎葉の引抜きを行う。開発機は97∼99%程度の茎葉を処理することができ,塊茎の露出については1%以内であった。作業速度は1.1m/s,50a/h程度のほ場作業量でほ場作業効率は90%であった。開発機で茎葉を引抜き処理すると,根茎部などの夾雑物が少なくなり,細断処理した場合と比較して,収穫時のピッカによる拾い上げ作業の能率が40 %向上することが確認できた。