2017 年 79 巻 3 号 p. 263-272
本研究では,自脱コンバインの揺動選別部に籾・藁屑を供試して,チャフシーブ間での籾流下量を実験的に求め,制御因子の変化が選別性能に与える影響について考察した。また,籾・藁屑に非球形モデルを導入して3次元個別要素法による選別シミュレーションを行い,実験結果との対比検討を行った。実験の結果,チャフシーブ前方での流下率が高いこと,チャフシーブ開度,揺動駆動軸回転数が籾の流下に大きな影響を与えることが明らかになった。選別シミュレーションにおいては,実験と同程度の供試粒数を与えることで同様の結果を得ることができた。本研究によって,揺動選別状況を定性的かつ定量的に把握可能であることを示すことができた。