農業食料工学会誌
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研究論文
準天頂衛星システムを利用したロボットトラクタのナビゲーション(第1報)
—精密単独測位方法のロボットトラクタへの応用—
王 昊野口 伸
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2019 年 81 巻 4 号 p. 250-255

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抄録

日本の準天頂衛星システム(QZSS:Quasi- Zenith Satellite System)より提供されるLEX(L-band Experiment)信号を利用したPPP(Precise Point Positioning)をロボットトラクタへ適用した。QZSSはLEX信号を送信することでセンチメートル級の測位精度を実現している。PPPは多くの利点を有しているが,“位置同定の曖昧さ”(ambiguity)に精度が制限されている。静的測位試験と動的測位試験より,PPPは同じ地点で異なる結果に収束することと,収束後にドリフトすることが明らかになった。PPPの制限を克服する地上の目標点に基づく誤差の同定方法を提案し,ロボットトラクタが時速3.6 km/hの条件で5 cm精度の農作業を実現した。

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© 2019 農業食料工学会
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