2020 年 82 巻 2 号 p. 180-187
現在,秋田県ではエダマメ栽培の規模拡大が進んでいるが,早生栽培ではマルチ被覆が必要で播種作業の機械化は遅れている。また,水田転換畑では,出芽安定化と湿害回避のため,砕土率向上と畝立て栽培の必要性が高い。そこで,本研究では畝上層の砕土率向上が見込める表層細土畝立ロータリとマルチ展張と播種を同時に行う播種機による作業を検討した。各同時作業は良好で,慣行栽培に近い畝形状を達成し,90 %以上の砕土率とマルチにより出芽率が高く,出芽位置は中心から平均1.7 cm以内であった。最終的に慣行栽培と同等の良品収量を得られ,最大負担面積は6.3倍に拡大できると試算され,高能率化と省力化が達成された。