コンバインは構造や作業特性から重大事故が多い。それらのリスク算出と事故形態の特徴整理は効果的な対策に資する。本研究ではコンバインの事故調査結果から各事故の要因と事例のリスクを算出し,トラクタの事故リスクと比較して機械特性について整理を行った。その結果,「運転席からの死角が多い構造」,「場所の傾斜・段差・凹凸」,「安全性や操作性の低い機械」,「場所の軟弱さ,滑りやすさ」の4要因の対策により,死亡・重傷リスクは平均で26.6 %低減する見込みを得た。また,コンバインの「大きさ」,「運転席の配置」,「回転部の多さ」の特性から,転倒・転落や巻き込まれによる重大事故発生の危険性を示した。