促成栽培イチゴの生育を省力的に診断する生体計測手法開発のため,一季なり品種に特有な生理状態の変化を含む,低温期に地上部の生育が抑制される現象を評価できる指標を明らかにした。気温の異なる3つの試験区で生育を調査,比較した結果,新葉から第3葉の生体情報に生理状態によると考えられる違いがあった。生産現場で用いられる第3葉の葉柄長は生育抑制の様子をよく表していたが,第2葉を経時計測することで生育抑制の状態変化をさらに早く捉えられることが明らかになった。一方,新葉の葉柄長や葉面積では変動が大きく指標としては不適であったが,発生頻度や草高によってさらに早く生育抑制の状態推測が可能なことが明らかになった。