2022 年 84 巻 4 号 p. 256-264
垣根仕立てのぶどう果樹園において,ビジョンセンサを用いた自動走行を実現した。電動車両ロボットに搭載した前後2台のビジョンセンサの画像からニューラルネットワークを用いて消失点を検出し,経路に対する方位偏差と横方向偏差を幾何的に算出し,操舵制御した。次行程への旋回はマーカーをビジョンセンサによって検出し慣性計測装置を用いて行った。EVRを手動で走行させたとき,推定精度は方位偏差のRMSEが1.3°,横方向偏差のRMSEが0.12mであった。一方,自動で樹間内を直線走行させたときの経路中心との横方向偏差のRMSEは0.06mであった。また,旋回完了時の方位偏差は1.8°,横方向偏差は0.04 mであった。