人工臓器
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高度の弾性を有するPVA-Hydrogelの生体内埋植後の変化
田村 康一人見 滋樹夏目 徹小林 智和桑原 脩大西 忠之中村 幸一
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1992 年 21 巻 1 号 p. 176-180

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抄録
ポリビニアルコール(以下PVAと略)水溶液のゲル化法には種々のものがみられ、従来は化学試薬を用い、あるいは放射線照射によりおこなわれてきた。今回用いたPVAゲルは反復凍結をおこなうことにより作製可能で水とPVA以外のものは含まれていない。水分量は70~90wt%とすることができ、生体組織のそれに匹敵する高含水性を有するが、ゴム状弾性を持ち機械的強度にすぐれている。
PVAゲルは医用材料として古い歴史を有し、また現在でも微小人工血管や人工硝子体などとしての応用も考えられ、生体にとっては反応の少い物質である。以前より、新たに開発された高含水・高弾性をあわせもつPVA Hydrogelを生体内に埋植し、その結果埋植用医用材料として有望であると報告してきた。
今回は、より長期間生体内に埋植し、物性ならびに無機質などの沈着の状態を調べた。その結果、物性の面からは若干の硬化を示すものの著変はなく、また無機質、Mg、Caの沈着の程度は微量であった。
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© 一般社団法人 日本人工臓器学会
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