砥粒加工学会誌
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画像処理による砥石作業面トポグラフィの3次元計測に関する研究
第1報:研削過程におけるダイヤモンド砥石作業面の追跡測定
川下 智幸久留須 誠安井 平司岡本 政章
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2008 年 52 巻 1 号 p. 40-45

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抄録
研削砥石作業面の砥粒切れ刃の形状や分布は,工作物仕上げ面粗さ,研削抵抗や研削温度などの研削特性に大きな影響を及ぼす.したがって,高精度な研削加工を実現するためには砥石作業面を正確に計測することが必要になる.このようなことから,本研究では,マイクロスコープから取得した画像を用いた砥石作業面の3次元計測システムの開発を行った.このシステムにより,砥石作業面の砥粒切れ刃の分布,突き出し量や砥石最外周面形状の計測が可能であることがわかった.さらに,新しく考案したダイヤモンド砥石を用いて画像処理を行うと砥粒切れ刃の抽出が正確に短時間で実現できる.
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© 2008 社団法人 砥粒加工学会
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