砥粒加工学会誌
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光学ガラスの延性モード固定砥粒加工における弾性・塑性挙動
武知 孝洋田牧 純一久保 明彦ウラ シャリフ
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2011 年 55 巻 2 号 p. 113-120

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抄録
切込み量によって加工プロセスを制御する固定砥粒加工を光学ガラスの延性モード加工法として実用化するためには,延性・脆性遷移臨界切込み深さに対する知見とともに,固定砥粒加工法固有の現象である弾性切り残しや盛り上がりなどの弾性・塑性挙動を理解することが必要である.本研究は,光学ガラスの弾性・塑性挙動を実験的に解明することを目的としており,石英ガラスを対象としてナノインデンテーションおよび単刃フライカット実験を行った.ナノインデンテーションでは,ビッカース圧子と球圧子の場合について押込み量と弾性変形率,塑性変形率の関係を明らかにした.単刃フライカット実験では,すくい角および先端半径の異なる3種類の切れ刃モデルについて,延性モード加工プロセスおよび脆性クラック発生形態の相違点を明らかにするとともに,石英ガラスの弾性回復率,弾性切り残し,盛り上がりに及ぼす切れ刃形状の影響を明らかにした.
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© 2011 社団法人 砥粒加工学会
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