砥粒加工学会誌
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アモルファス金属の磁気的特性に及ぼす切削熱の影響
上田 隆司
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2015 年 59 巻 8 号 p. 467-469

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抄録
砥粒加工において,切りくずが生成される際に生じる熱により切削点は高温になり被削材や砥粒にさまざまな悪影響を及ぼす.磁性材料として優れた性質をもつアモルファス金属を砥粒加工するとき,切削熱がその磁気特性に及ぼす影響について調べた.切削速度が51m/minと低速のとき,工具刃先温度は220℃と比較的低く,キュリー温度643K(370℃)よりもはるかに低いことから,アモルファス金属は切削熱の影響を受けなかった.ところが,切削速度が512m/minと高速になると工具刃先温度は580℃となり,結晶化温度753K(480℃)より高温になることから磁気特性に大きな影響を及ぼした.
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© 2015 社団法人 砥粒加工学会
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