抄録
砥石作業面の砥粒切れ刃の形状や分布は,加工仕上げ面の良否を左右する大きな要因であることから,前報では,ダイヤモンド砥粒を整列固着した砥石を用い画像処理により抽出した砥粒切れ刃において,新たなパラメータとして,円形度,砥粒切れ刃面積,内部・外部側欠損面積などを解析し報告している.本報では,測定対象としてメタルボンドダイヤモンド砥石(SD140Q100M)を用いて,ラインカメラを導入することで,計測・解析速度の高速化を目指した.また,ボロノイ図を用いることにより,砥粒切れ刃の分布や突き出し量の高低領域を示す新しい指数になるのではないかと考え解析を試みた.その結果,従来よりも短時間で計測解析が実現でき,かつ,ボロノイ図は砥粒切れ刃の分布や突き出し量の高低領域を表す指数として活用できることがわかった.