2019 年 63 巻 10 号 p. 528-533
曲面の輪郭研削加工,とくにコ-ナ部内面の加工においては,接触弧長さが大となり加工力が増すため砥石軸のたわみや研削熱の発生量の増加につながり,形状精度の低下や研削焼けの要因となる.本報告では,小径砥石によるコ-ナ部内面研削に砥石内研削液供給を適用し,温度と研削抵抗への影響を調べた.さらに,その際の研削エネルギ-の工作物への配分割合について解析的に求めた.その結果,本報告の範囲では,砥石内研削液供給によって砥石の目づまりを防ぎ研削エネルギ-を低減する効果があり,冷却能力自体は研削液外部供給の場合と同等であることを示した.