砥粒加工学会誌
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測定後高さ検出法を用いた砥石表面形状の測定に関する研究
内田 元山田 高三三浦 浩一李 和樹
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2020 年 64 巻 3 号 p. 140-145

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抄録

研削加工では,工具となる砥石の作業面形状が直接工作物に転写される.すなわち,砥石の作業面形状を高精度に測定することができれば,加工後の工作物形状や表面性状を予測することが可能となる.しかし,無数の凹凸をもつ砥石表面を高精度に測定することは非常に難しい.そこで本研究では,点合焦輪郭曲線法を応用した測定後高さ検出法を提案し,砥石の作業面形状を三次元かつ定量的に測定することができるかを検討した.はじめに直径500μmの鋼球を測定し,測定精度について検討した結果,測定結果から算出した球の直径が実際の鋼球と一致していることが確認できた.さらに,材質の異なる遊離砥粒WA60,A60,GC60を測定した結果,どれも高精度に測定することができた.最後に,実際の砥石表面を測定しCCDカメラで撮影した砥石表面画像と比較したところ,砥石表面の凹凸が一致していたことから,本研究で提案した測定法が高い測定精度を有しており,砥石を高精度に測定できることを明らかにした.

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© 2020 社団法人 砥粒加工学会
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