2025 年 16 巻 1 号 p. 29-32
持続的腎代替療法(continuous renal replacement therapy:CRRT)施行時において,Life Timeに影響する因子の検討を行った。2018年1月から2023年12月までに,従来エンドホール型カテーテル(GentleCathTM)および楕円形エンドホール型カテーテル(Power Trialysis®)を使用し,CRRTを施行した617例を対象とした。Life Timeに対する検討項目は,これまでに報告されている回路内凝固の予測因子とカテーテルの種類とした。重回帰分析の結果,血小板数(Plt),活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT),可溶性フィブリン(SF)とともにカテーテルの種類がLife Timeに有意に相関することが示され,とくにPower Trialysis®にてLife Timeが延長した。さらに,Life Timeに対する影響度を検討した結果,Pltに次いでカテーテルの種類が2番目にLife Timeに影響することが示された。CRRT施行時のLife Timeは,カテーテルの種類も重要であり,Power Trialysis®はLife Timeを延長できることが示唆された。