日本急性血液浄化学会雑誌
Online ISSN : 2434-219X
Print ISSN : 2185-1085
症例報告
急性腎不全を呈した新生児に対し施行した長時間低効率血液透析(Sustained Low Efficiency Dialysis)の検討
井上 芳博藤丸 拓也山田 竜平齊藤 大輔瀧 史香金 学粋長沖 優子辻本 信一小野 林太郎中川 真智子島袋 林秀平田 倫生草川 功小松 康宏
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2014 年 5 巻 1 号 p. 81-84

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抄録

全身性単純ヘルペスウイルス感染症に伴う急性腎障害,肝機能障害,播種性血管内凝固症候群を呈した新生児に,Sustained Low Efficiency Dialysis(SLED)を施行した。技術的側面を含め報告する。〔症例〕日齢14日,2,608g。〔装置・材料〕装置にはKM-8900,血液濾過器にはEXCELFLO AEF-03,血液回路には低ボリューム回路を使用し充填量は70mLであった。〔治療条件〕Vascular Accessは動脈血管(24ゲージ)静脈血管(22ゲージ)とした。血液流量15~20mL/min,透析液流量0.25L/hrで治療時間は4~11hrとした。〔治療経過〕計6回のSLEDを安定して実施することができた。その後,腎機能が回復し66病日に退院となった。〔まとめ〕新生児でもSLEDは可能で血液凝固,体温低下のリスク低減,他治療の実施の観点からも有効である。

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© 2014, 特定非営利活動法人 日本急性血液浄化学会
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